今回はディバイドバトル関西大会のサイドイベントで使用した金色の湖上宮殿のデッキ記事を書きます。
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はじめに
今回はディバイドバトル関西大会のサイドイベントで使用した金色の湖上宮殿のデッキに関して書きます。
観点はデッキレシピ、動かし方、カードの採用理由などを書きます。
デッキを作成した経緯
このデッキを作成した経緯ですが、題名に「小人」とあるように、元々はデッキに7枚入れることができる七人の小人 ハイホーをどうにかして使ってみたいと思ってました。
ハイホーはデッキに7枚入れることができるほかにエナジーにある七人の小人 ハイホーの1枚につきパワーが+2000され、3コストでありながらエナジーに2枚あるだけで不意の衝撃や呪術師の謀略などの除去を耐えることができるようになります。また、1枚時点でパワーが4500になるので序盤のユニットに殴り勝てることもあり、低コストでありながらかなりのパワーを秘めていて面白いと思いました。
ですが、パワーが上がる以外では効果がないバニラを7枚も採用するとデッキパワーが下がるのは目に見えており、ハイホーにデッキ枚数を割くならハイホーを採用せずに他のカードを採用した方がいいです。
色々テリトリーを見ていく中で、テリトリーの関係でエースユニットだけでなくパワーが低めの観測者を多めに採用する必要があり、テリトリーを何度も解放する関係で3エナジー分使えなくなることが多く、パワーが高い高コストのユニットが採用しずらい金色の湖上宮殿と組み合わせ使うことで活かせるのではないかと思いました。また、テリトリー効果の関係でユニット比率を高めることでテリトリー解放時効果でユニットを手札に加えやすくなるので、組み合わせるメリットはあると思いました。
デッキレシピ
今回のデッキレシピです。ディバイドバトル関西大会のサイドイベントが初なので調整する部分は実践で使ったのはあると思います。
テリトリー:金色の湖上宮殿
デッキコード:4NPWq67hky
- 痛み分け × 3
- 乙女の目覚め × 3
- 気高き黄金騎士 エル・ド・ラドリス × 4
- 歴史を記す者 エクリール × 2
- 無精な早耳 アウリス × 4
- 七人の小人 ハイホー × 7
- 敬虔なる使徒 メルティティ × 4
- “霹靂一閃・六連” 我妻善逸 × 4
- 巨獣狩人 レンブラン × 4
- ランプの魔人 ジニー × 4
- 獣爪の赤頭巾 ペローナ × 4
- 整然の聖兵 ネブリナ × 4
ユニットの比率が高くなっており、テリトリー解放時効果でユニットを手札に加えることができる可能性がかなり高いデッキです。
ユニットの比率を高めるメリットはテリトリーだけでなく、ペローナや乙女の目覚めの効果とも相性がいいため、比較的手札が減りにくくなっています。
なお、デッキレシピを見てもらえばわかると思いますが、七人の小人 ハイホーを丸々デッキから外してもそのままデッキとして成立します。ただし、ハイホーを外した分ショットトリガー持ちのユニットが不発になる可能性が高くなるので、白赤のカードを増やしたりして調整する必要があります。
デッキの動かし方
このデッキの動かし方(想定)を簡単に書きます。
テリトリーの関係でユニットのパワーが全体的に低いのと、できる限り序盤で有利をとらないと後半きつくなるので、無駄にユニットを消耗しないと判断できる時は積極的にライフを削りに行きます。
マリガン時はエースか観測者を極力キープします。優先度は観測者を優先してください。理由としてはこのデッキには1コストで使用できるコマンドが入っておらず、エル・ド・ラドリスのターン終了時効果を使ってもそこまでアドバンテージを稼げるわけではなく、最初はテリトリーの解放状態を維持する必要がないためです。
最初のターンはできる限り観測者を使ってテリトリーを解放し、後続を増やすようにします。最初のターンでエナジーに置くカードの優先順位はハイホー>ペローナ、ジニー>レンブラン>観測者、エル・ド・ラドリス以外のユニット>観測者>エル・ド・ラドリスの順で、ハイホーが一番優先度が高いです。ハイホーを最優先で置く理由は単純に素の状態で出しても弱でいからです。ただし、ハイホーがエナジーに1枚以上あり、手札とエナジーに合計3枚以上あるときはハイホーを出します。理由としては、ハイホーがエナジーに2枚あればパワーが6500になり、不意の衝撃2枚やショットトリガーで除去を引かない限り除去が難しくなるからです。おまけに最初からパワー6500のユニットが立っていれば相手からしたら動きずらいです。
2ターン目からは手札にコマンドがあれば観測者ではなくエル・ド・ラドリスでもテリトリーを解放してどんどん攻めていきます。
基本的にはエナジーが6~7枚になるまで貯めていき、後は手札が6枚以上の時以外はエナジーを貯めずひたすらライフを狙っていきます。
各カードの採用理由
以下、各カードの採用理由です。
・エースに関して
→金色の湖上宮殿は他のテリトリーでは珍しい、対応するエースユニットがいなくても問題なくデッキとして成立するテリトリーなのでエル・ド・ラドリスを採用するか考えましたが、痛み分けなどを採用しているのでコマンドを使用する機械が多いため、コストを浮かせる目的で採用しました。
・観測者に関して
→今回は6枚投入しています。配分はアウリスを4枚、エクリールを2枚にしております。アウリスを4枚にしたのは、ショットトリガーを持つユニットのプレイ条件を満たすためです。
・ショットアイコンのユニットに関して
→レンブラン、ジニー、ペローナを4枚ずつ採用。ユニットの比率を上げる必要があるのと、ウィニー系のデッキは数がものをいうので全てショットトリガーのユニットでいいと思います。コスト的にはジャックの方が使いやすいですが、パワーが低すぎるのと効果がないので採用を見送りました。なお、手札に来た場合は基本はエナジーに置いて、手札が足りなくなった時にペローナを出したりします。
・バスターアイコンを持つユニットに関して
→今回はメルティティ、“霹靂一閃・六連” 我妻善逸、ネブリナの3種類を採用(善逸は何種類かあるのでカード名をそのまま記載しました)。
メルティティはアサルトテリトリーなど何度もテリトリーを解放するデッキと相性がよく、このデッキはその何倍もテリトリーを解放と閉じるを繰り返すため、メルティティの効果とも相性がいいです。また、テリトリー解放状態を維持していても、覚醒後効果のパワー増加効果も地味に便利です。
善逸はバウンス効果もあるため、メルティティと組み合わせることで盤面をひっくり返すことを期待して採用しましたが、そこまで活躍はしなかったので、別のカードに替えようと考えています。
ネブリナはこのデッキでも必須クラスのカードで、このデッキでも実質3コストで運用できます。2体並べるだけでかなり盤面が強くなります。
・七人の小人 ハイホー
→今回のキーカード。エナジーに同名ユニットがいればいるほどパワーが上がるため7枚採用しています。普通に運用してても2~3枚はエナジーに置かれることが多いので結構心強かったです。
・痛み分け
→当初はコマンドを1枚も採用しないデッキにしようと思いましたが、それだと大型ユニットがきつすぎるので採用しました。コマンドを採用するとテリトリー効果のはずれも触れますが、採用することでテリトリー解放効果を利用しやすいので結果的に安定するようになりました。
・乙女の目覚め
→低コストのユニットが多くてパワー不足になるのと、ペローナの効果が想像以上に使いやすかったので、こちらもいいのでは?と思い採用しました。このカードのおかげで除去にも強くなりユニットを引き込めるのでデッキの安定性が上がりました。因みにレンブランをライフからプレイするときにこのカードを連鎖して相手ユニットに使用するこで、パワー3000までの相手ユニットを手札に戻すことができるようになります。
デッキの使用感
このデッキを使ってみた感想ですが、金色の湖上宮殿を使っている人自体が少ないためか、テリトリーを見せるだけで驚いてくれる人が多かったのでそれだけで十分楽しかったです。また、アサルトテリトリー以上にテリトリーの開閉が多かったので、非常に忙しかったです…。
ただ、ブルームなどには後半で押し切られることも多くどうしようもできなかったので、そこはデッキを改良したり、練度を上げていきたいと思いました。
最後に
今回は以上です。今回は七人の小人 ハイホーを使いたいがために金色の湖上宮殿を使ったデッキを作ってみましたが、使っていてかなり楽しかったです。ただ、強いエース相手だと勝てないことも多かったので改良の余地はあると思いました。
なお、ディバイドバトル関西大会にも参加しましたがそちらは別のデッキを使用しています。結果は惨敗だったのでモチベーションが出たら記事にします…。