今回はビルディバイド第9弾のテリトリー、血晶領域・ブラッディアステロイドに関して書いていきます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
はじめに
今回は第9弾に収録される新テリトリーの血晶領域・ブラッディアステロイドについて書いていきます。
観点としてはテリトリーの効果などを書いていきます。
※画像は公式Twitter から持ってきました。
1.テリトリーの種類
テリトリーの種類は普通のテリトリーで、開放したらそのまま影響を与え続けます。
称号は冥血帝で、色は黒、解放コストは5となります。
2.テリトリー効果
テリトリー効果は2つあり、一つは自動効果で自分のターン中に相手が手札を捨てた時にそのプレイヤーは自身のユニットを1枚破壊する効果で、もう一つはノーマルタイミングの起動効果で1ターンに1度相手ユニットを1枚対象としてそのターン中対象のパワーを-2000、相手は1枚引く効果です。
一つ目の効果は自分のターン中に相手が手札を捨てたら相手自身が自分のユニットを選んで破壊する効果です。ハンデス効果が王位簒奪と同じ布告系の除去*1になる効果です。破壊するユニットは相手が選びますが、バドラトスなど対象にできない効果をもつユニットを除去することができます。条件は自分のターン中に相手が手札を捨てることですが。ただし、相手が手札をすてることができない状況だと相手は手札を捨てることができず、ユニットも破壊することができません。
もう一つの効果は相手ユニットを対象にしてパワーを下げたうえで1枚引かせる効果です。効果は1ターンに一度しか使えませんが無条件でパワーを下げることができます。また、一つ目の効果の弱点であったハンデスできない事態をケアできる効果となっています。欠点としてはバドラトスのように対象にとれないユニットしか相手フィールドにいない場合は対象にとることができないのでこの効果を起動できません。あまり問題にはなりませんが、パワーを下げる効果とカードを1枚引かせる効果の間には「その後」と記載がなく同時に処理されるので、パワーを下げた時カードを引く前に連鎖することはできません。
3.相性のいいカードについて
このテリトリーを使う場合、ハンデスを持つカードを採用することになるかと思います。ハンデス以外は比較的自由度は高いです。
第8弾時点ではハンデスできるカードの種類は多くなく、他のテリトリーを前提としているカードが多いですが、幽玄の暗殺者 カルラのように使いやすいユニットだったり、死者への手向けのように手札を捨てる+αの効果を持っていたり、相手のテリトリー解放後でないとハンデスができませんが総コストが低い暴かれし奈落も1~2枚であれば採用もありかもしれません。蘇生ギミックを使うなら闇に潜む凶弾 カドゥケレスを採用するのもありかもしれません。逆に追窮の粛正者 グレイザや不浄を纏う美姫 シャウラーカはこのテリトリーとはあまり相性はよくないです。
最後に
今回は以上です。このテリトリーは自分のターン中に発動するハンデスが布告系の除去になるテリトリーで、相手の手札がない場合でも無理やり手札を補充させることでハンデスすることができるようになる効果を持っています。ビルディバイドのハンデスは相手が捨てるカードを選ぶことができるのと、ハンデスするためにエナジー以外にもコストや条件が求められることがあり、テンポアドバンテージ+αで損することが多いです。ですがこのテリトリーであれば相手ユニットを破壊できるので、損が少なくなります。
ハンデスすることができるテリトリーとしては海底神殿 アレイネがありますが、あちらはエースではないバスターアイコンをもつユニットを破壊してからハンデスを行うためこのテリトリーは反対の性質をもっています。ただ、あちらはハンデスはメインではないためハンデスをしたいならこのテリトリーの方がいいかと思います。
*1:MTGの用語で、プレイヤーにクリーチャーを生け贄に捧げることを強制する効果やカードの俗称。引用元:布告 - MTG Wiki