今回はビルディバイド第14弾のカードのうち、個人的に注目しているカードがあったので書きます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
はじめに
ビルディバイドの第14弾が2024/05/31に発売しますが、発売前にカードリストが公開されました。今回もカード一覧を眺めていたところ、興味深い効果を持っていたり、フレーバーテキストが興味深かったりなど面白そうなカードが何枚かあったので、色ごとに書いていこうと思います。あくまで面白いが基準なので、カード自体が強いかどうかは別です。また、記事を書いている時点で公式で事前に公開されていないカードを主に書いていきます。
ボックス特典の勇戦する姫騎士 エル・ド・ラドリスに関しては個別で記事を書いています。
第13弾の時の記事は以下となります。
elgaesyumi-blog.hatenablog.com
※画像は公式サイトのカードライブラリーから持ってきました。
黒
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるコマンドで、自分の墓地の共通の色を持たないエースカードを2枚対象として対象を手札に戻す効果です。
墓地から2枚ユニットを回収することができますが、共通の色を持たないエース限定となっています。そのため、基本的には海底神殿 アレイネで採用することになるかと思います。別の使い道としては、ブライトのエースは同じ称号でも別の色で2色以上あることが多いので、ブライトのエースを手札に戻す手段として採用するのもありです。
青
ショットアイコンを持つノーマルタイミングで使えるコマンドで、そのターン中「PSI」属性を持たないユニット全てのパワーを3000、ヒット数を1にあんるように増減する効果です。
ミラーマッチだとあまり効果はありませんが、PSI属性でない相手に対してはかなり刺さる効果で、パワーの元値自体が変わるため、簡単の除去されるようになります。注意点としては「ユニット全て」とあるので、自身のPSI属性でないユニットも対象になるので、巻き添えを食らわないように気を付けた方がいいです。
白
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、自動効果でこのユニットが登場した時にいずれかの墓地のコマンドカードを2枚まで対象としてリムーブする効果を持っています。
白のカード恒例となった荒霊属性持ちのユニットで、このユニットは登場時に墓地のコマンドを2枚までリムーブできる効果を持っています。墓地のカードをあk津ようするデッキは多く、特に超越者の揺り籠は墓地のPSI属性のコマンドを活用することが前提となっているため、それをリムーブできるのは大きいです。ただし、相手がコマンドをほとんど使わないデッキだった場合はそこまで刺さりません。因みに自分の墓地も対象にとれるため、リムーブゾーンの調整に使ったり、CYBER SURVIVORの墓地調整にも使用することができます。
赤
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、効果はありません。
効果がないユニットですが、その代わり素のヒット数が4である初のユニットとなります。ただ、総コスト10なので通常の対戦では使いずらく、採用するのであれば大空洞の司令塔のエヴォルでプレイすることになりそうです。因みに公式のカードライブラリーはヒット数は3までしか表示されないため、ヒット数で検索したい場合は「3~」の条件になるように検索する必要があります。
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、エヴォル-宵(黒②赤②無③)とエヴォル-暁(白②赤②無④)を持ち、自動効果でこのユニットがエヴォルで登場した時にエヴォル-宵でプレイした場合は相手ユニットを1枚対象とし対象のパワーを-5000し、エヴォル-暁でプレイした場合は自分の山札を上から2枚公開してその中からユニットカードを全て手札に加えて残りをリムーブする効果を持っています。
ややコストは高いですが、エヴォルで登場した時にエヴォル-宵だと相手ユニットのパワーを-5000でき、エヴォル-暁で登場した時はユニットの補充ができるので、小回りが利きます。この性能にも関わらずアイコンがないので、アイコン制限を気にせず採用することができます。ただし、指定されたエヴォルのエヴォルコストを支払う必要があるため、夢幻の狭間でコストの支払う色を変えるのは問題ありませんが、大空洞の司令塔のように別のエヴォルでプレイした場合は効果を使えません。
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、ルール効果でこのカードはメインデッキとDデッキに合計12枚まで入れることができるのと、キーワード効果のブリッツを持っています。
個人的に好きな効果であるルール改変効果を持っているユニットで、このユニットの場合はメインデッキとDデッキ合わせて12枚まで採用することができます。また、おまけにブリッツを持っているので、何もしなくても最低限の戦闘力はあります。ただし、七人の小人 ハイホーと違いパワーがスケールしないので、同名カードを参照する効果を使うなどの工夫が必要になります。
ショットアイコンを持つノーマルタイミングで使えるコマンドで、自分のエナジーを全て表にして、このコマンドがトリガーでプレイされていたら墓地に置く代わりに手札に戻す効果です。
第14弾になって一気に増えたエナジーを表にする手段の1枚で、このカードはトリガーでプレイされた際にこのカードを手札に加えることができます。ほかのカードと比べると地味な追加効果ですが、色拘束も少なく、トリガーでプレイできればこのカード1枚で2回エナジーを表にできるので結構便利な効果になっています。また、効果で手札に加わったらそのまま手札コストにしたりエナジーに置いたりできるため、ほかの類似するカードと比べると無駄が少ないカードだと思います。
アイコンを持たないクイックタイミングで使えるコマンドで、自分のエナジーゾーンのエースカードを1枚対象として対象を手札に戻し、自分のテリトリーが解放されていないなら山札を上から1枚エナジーゾーンに置く効果です。
効果自体はエナジーゾーンからエースカードを回収して、テリトリーが未開放ならさらに山札からカードを1枚エナジーゾーンに置くことがでできる地味に便利な効果です。この効果は全て一連の流れで処理されるので自動効果などでプレイウィンドウが発生しない限りは効果を挟めません。効果を色々書きましたが、このカードの真価はフレーバーテキストで、どうやらこの時までベルティガとレダが一緒に行動していたのが分かります。もしかしたら近いうちに2種類目のベルティガが出てくるかもしれないです。
黒青
ショットアイコンを持つクイックタイミングで使えるコマンドで、自分の山札の上を3枚見て臨む枚数を墓地に置いて残りを望む順番で山札の上に置くか、自分の墓地のバスターアイコンを持つカードを1枚対象として対象をライフの先頭に置くか、自分の山札の上から3枚を後悔してその中からバスターアイコンを持つカードを全て望む順番でライフゾーンの前から置いて残りを墓地置くかいずれか一つを選ぶ効果です。
「以下を1つ行う」テキストを持つコマンドで、このカードは3つの効果から選んで使うことになりますが、どのデッキでも使えそうなのは一番上の効果だけとなります。残りの2つはいずれもバスターアイコンを持つカードをライフに置く効果なので轟炎魔人 アグニ向けの効果となります。ただ、総コストが低めなのと、最後の効果であればスカウトなどで山札を操作していればある程度は狙ったカードをライフに置けるので、死の傀儡師 ダイアナスと組み合わせて使うのもありかと思います。因みにカードイラストは黒青のコマンドで定番の悪運の考古学者 ハリソンと不遇な助手 シャイアで、シャイアは頭から地面に突っ込んでいます。
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるコマンドで、エヴォル(黒②青②)を持ち、相手ユニット1枚を対象として対象のパワーを-3000し、これをエヴォルでプレイしていたらこのカードを手札に戻す効果です。
パワー減少量自体は少ないですが、エヴォルでプレイすることで何度でもこの効果を使うことができます。ただ、エヴォルコストは黒2青2と重いので、序盤に1回使って凌ぐか、終盤のエナジーに余裕があるときにエヴォルでプレイしてリソースを節約するといいかと思います。因みにフレーバーテキストはアイオラがセシルにそそっかしいと言っているようですが、アイオラも粗忽者などでもわかる通り人のこと言えないので、それがカード名にもつながっているのかと思います。
青白
ショットアイコンを持つクイックイミングで使えるコマンドで、相手ユニット1枚を対象として対象に3000ダメージを与え、自分の裏のエナジーが3枚以上ならスカウト3をする効果です。
ダメージ量は3000と小さいですが、これは†ヒストリーメイカー† カノンが自分のターン中にレストしたらダメージが2倍になるので、レストに合わせて使うことが想定されているからこのダメージ量になっていると思われます。また、スカウト3に関しては、ダメージを受けたときに都合よく裏のエナジーが3枚以上になっているとは限らないので、自分のターン中に手札から使用することを想定してるかと思います。そんな感じでこのカード自体はそこまで強いわけではありませんが、注目しているのはそのフレーバーテキストで、海底神殿というのは海底神殿 アレイネを指しているものと思われ、今まで他の色のディバイドと関わりが見えなかった青白のディバイドに他の色の影響が出てきたことがわかるフレーバーテキストになっています。青白のディバイドはゲームの世界という設定があるのでどうやって影響を及ぼしているのかはわかりませんが、今後他のディバイドからの干渉がある可能性を示唆する重要なフレーバーとなっています。もしかして、ネフェルクセスが次に攻め込むディバイドの可能性があります。
白赤
アイコンを持たないノーマルタイミングで使用できるユニットで、自動効果でこのユニットがアタックして青のユニットとバトルする時、そのターン中このユニットのパワーを+5000する効果です。
こんな見た目ですが荒霊属性のユニットで、白赤の荒霊属性のユニット恒例黒と青に対してのメタ効果を持っています。このユニットの場合は青のユニットとバトルする時にパワーを+5000することができるので、大抵の青のユニットに勝てるようになります。因みに元ネタは三国志演義の呂布の相場の赤兎馬が元ネタかと思います。
バスターアイコンを持つノーマルタイミングで使えるユニットで、バーサークと、自動効果で自分のエンドフェイズ開始時に相手は手札を1枚捨てることでこのユニットの支配者をそのプレイヤーに変更する能力と、覚醒後にブリッツを得る効果を持っています。
元ネタは言うまでもなく三国志演義の呂布で、元ネタ通り味方を裏切る効果を持っています。効果としては相手に選択権があり、相手が手札を1枚捨てればこのユニットの支配権は相手に移ります。手札を捨てなかったら支配権はそのままです。また、相手に支配権が移った場合でも相手のエンドフェイス開始時に自分の手札を1枚墓地に置くことで支配権を取り戻すことができます。扱いにくい効果ではありますが、パワーはトップクラスな上に覚醒後はブリッツを持っており、支配権を得るには手札が1枚必要なので、自分の手札に呂布のアタックを妨害する手段があり、相手の手札が少ない状況であればかなり脅威になります。
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるコマンドで、そのターン中自分のユニット全ては【バーサーク】を失いパワーを+3000し、自分の山札を上から1枚公開してそれがユニットカードなら手札に加えて、違うならリムーブする効果です。
強いことしか書いてないコマンドで、バーサーク用のサポートカードです。バーサークを消すことでアタックしないことも、レストしてるユニットにアタックすることもでき、パワーも+3000されます。また、山札の市場鵺がユニットカードなら手札に加えることができるため、。唯一の欠点はこのカードがコマンドなので、複数枚採用していると手札を追加できなくなる可能性があります。それでもデコイ以外のユニットアタックできないのが欠点だったバーサークの欠点を消すことができるので必須クラスのカードになるのではないかと思います。
黒赤
バスターアイコンを持つノーマルタイミングで使えるユニットで、永続効果で自分の墓地に「大火国の旅鴉 春雷」があるならこのユニットのパワーを+3000する効果と、覚醒後の自動効果でこのユニットが破壊された時に自身の墓地のユニットカードを1枚対象として「大火国の旅鴉 春雷」を2枚リムーブすることで対象を手札に戻す効果を持っています。
第14弾の黒赤のカードで何枚か収録されている墓地の同名カード参照カードの1枚です。このユニットは大火国の旅鴉 春雷が自分の墓地にあるとパワーが+3000されるので、テリトリー未開放時点でも高水準のパワーとなります。また、テリトリー解放後はこのユニットが破壊された時に墓地に2枚以上大火国の旅鴉 春雷があればその2枚をリムーブして好きなユニットカードを1枚手札に戻せるので、いざという時の墓地回収としても使えます。1枚でも大火国の旅鴉 春雷が墓地にあれば効果が有効になるので、色が合って低コスト帯のユニットが欲しかったり、Dデッキから墓地に落とすギミックがあるデッキなら採用してもいいと思います。
ショットアイコンを持つクイックタイミングで使えるコマンドで、自分の墓地のユニットカードを1枚対象として手札に戻し手札を1枚捨てるか、自分の墓地の「写典の手習い」をリムーブすることで、その後自分の墓地の互いに同じカード名のユニットカードを2枚対象として対象を手札に戻すかを選んで発動する効果です。
「以下を1つ行う。」のテキストを持つカードであり、墓地の同名カードを参照する1枚です。モード1は墓地のユニットカードと手札1枚を交換する効果ですが、モード2が写典の手習いを墓地からリムーブすることで同名のユニットカードを2枚手札に戻すことができます。同名カードを複数採用しているなら採用の余地はありそうですが、ショットトリガーでもあるので、ショット枠には気を付けた方がいいです。
アイコンを持たないクイックタイミングで使えるコマンドで、エヴォル(黒①赤①、あなたの墓地の「秘剣 迦具土」を1枚リムーブする)を持ち。自分のユニットを1枚対象として対象のパワーを+5000し、これをエヴォルでプレイしていたらさらにヒット数を+1する効果です。
墓地の同名カードを参照する1枚で、エヴォルでプレイすることもできますが、素で使うと癖のないバフ効果を持つカードとなります。エヴォルでプレイする際は墓地に秘剣 迦具土が1枚必要ですが、エヴォルでプレイできれば打点も上がるので、かなり使いやすいコマンドだと思います。黒赤のバフ効果を持つカードは基本区政が強いので、黒赤のバフカードが頬しいならこのカードを4枚採用するのがいいと思います。
アイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、永続効果で全ての領域でこのカードは全ての属性を持つ効果を持っています。
第14弾のボックス特典のカードで、今までのカードの中でも特に特異なカードとなっています。というのも全ての属性を持つのは初ですが、すべての領域で有効になる効果を持つのも初となります。具体的に有効な範囲はメインデッキ、手札、フィールド、エナジー、墓地、リムーブゾーン、Dデッキとなります。今後別の領域が追加されたらその領域も有効になります。また、すべての属性を持っているので、ユニットの属性は勿論、コマンドの属性、タイアップ限定の属性、ブライトのハート、クラブ、ダイヤ、スペードの4属性も持っています。属性を参照するほとんどのカードの効果の恩恵を受けることができるので、属性シナジーを重視するデッキやタイアップ系のデッキ、ブライト系のデッキに入れて黒赤の色を補いつついざとなれば自身も対象にするような使い方もできます。ただし、禁忌や異相、始祖と言ったデメリット属性も持っているので、一部カードとは相性が悪いので、何の属性を参照するかは確認した方がいいです。
最後に
今回は以上です。第14弾は 抑え気味だったエナジーを表にするカードも増えたので個人的にはうれしいです。ほかにも久しぶりにオーラを活用するカードが増えたは少し驚きました。また、ボックス特典がどちらも使い道があるので結構いいパックなのではないかと思います。なお、今回紹介したカードは赤系のカードの割合が多いですがたまたまです。
今回は30Box(1カートン+10Box)を予約しました。最初はカノンのSC目当て(+予約特典目当て)でちょっと買いすぎたかな思いましたが、エル・ド・ラドリスもボックスも収録されるので全く後悔はしていません。エル・ド・ラドリスはSCが出るかわかりませんが、もし出るなら何としても手に入れたいので30Boxも決して多すぎることはないと思ってます。