今回はビルディバイド第三弾の新テリトリー、屠竜騎装 メギドラグに関して書いていきます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
はじめに
今回は1/15に発表されたアイオラの新テリトリー、屠竜騎装 メギドラグの詳細が公開されたので、その性能などに関して書きます。
観点としてはテリトリーの仕様や効果をメインにシナジー効果のあるカードなども書いていきます。
※画像は公式Twitter から持ってきました。
1.テリトリーの種類
テリトリーの種類はアサルトテリトリーで、第三弾で新たに追加されるテリトリータイプとなります。
アサルトテリトリーはテリトリー解放時にユニットになるテリトリーで、通常のユニット同様に攻撃やブロックなどができます。ただし、フィールドを離れる(破壊、バウンス、リムーブ)時にテリトリーを閉じます。テリトリーを閉じると覚醒効果が使えなくなるため、エースだけでなく観測者を多めに採用する必要が出てきそうです。
色々考慮事項がありますが、ここで書こうとすると長くなるため、アサルトテリトリーに関しての個人的な考察は別記事にしたいと思います。
ユニットとしての性能はパワー5000、ヒット数1で戦闘能力には不安が残ります。ただし、ヒット数1に関しては後述のテリトリー効果のおかげであまり気にならないと思います。
2.テリトリー効果
テリトリー効果は2つあり、一つは永続効果で相手の効果の対象にはならない効果相手のテリトリーの対象にならない効果で、もう一つは自動効果でこのテリトリーが自分のコマンドの対象にしてプレイされたときそのコマンドをコピーする効果になります。
一つ目の効果の対象にならない効果の強さはバドラトスなどで証明されていますが、このテリトリーは「効果の対象にならない」なので、トリガーでプレイしたコマンドカードの効果でも対象にできません。ただし、王位簒奪やブルーバーストなどユニットを対象にしない効果には弱いため別途対策は必要です。また、相手の妨害を受けにくいので、相手プレイヤーに止めを刺すときはこのカードは最後のほうにしたほうがいいです。上記は誤りのため修正。
一つ目の効果の対象にできないテリトリーはこの記事執筆時点では以下の3テリトリーだけです。
- ブルームの命運の遊技場のバスターなしの効果
- マルグレアの審判の神殿の起動効果
- レベッカのアーセナルフォートの起動効果すべて
これらのテリトリーでもブルームは2種類テリトリーがある上に命運の遊技場もバスター1枚、2枚の効果は無効にできず、マルグレアのもう一つのテリトリーはそもそも相手ユニットを対象にする効果はないため、実質レベッカメタの効果になります。ただ、カードプールが増えれば増えるほど効果の対象が増えるため、今後のテリトリー次第では輝く効果になると思います。
もう一つの効果はバルバビロンのようにコマンド複製効果ですが、コストの制限や手札をリムーブする必要がなくなった代わりにこのテリトリーを対象に含めないと複製できなくなりました。そのため、新兵器開発や地に潜む脅威、除去カードなどを複製するには向かなくなりましたが、バフや格闘を行うカードとは非常に相性がいいです。ただし、コスト制限時よりは対象が少なくなるため、ある程度はカードを選びそうです。因みに、第二弾のカードプールではコスト6以上で自分フィール上のユニットを対象にすることでメリットを与えるカードは一枚もありませんでした。
3.相性のいいカードについて
このテリトリーを使う際に自分のユニットを対象にできるコマンドカードを入れないと真価を発揮できません。基本はコマンドを複製してアドバンテージを稼ぐ感じになります。ただし、戦闘には弱いため、このテリトリーを戦闘から守るために除去カードを入れるのはありです。
以下に相性がよさそうなカードを色ごとに記載します。
青
コマンドに関しては現地改修装備と武装供給が相性がよさそうです。というより第二弾環境ではこの2枚以外は除去カードだったり対象にとらないカードしかありませんでした。それ以外は除去コマンドなどもありかと思います。
ユニットに関してはゾフィアが必須になるかと思います。残りはヴェロニカなど補助的なユニットを入れている感じなりそうです。また、テリトリーの維持や仮に閉じた場合にエースや観測者がいないと不利になるので、ピークハンター カリスタも必須になりそうな気がします(このカードはプロモカードなのでシングル価格が高めです)。
白
コマンドに関しては白には対象指定するバフカードの理力の剣と天助の来光が相性がいいです。エースや観測者を守るための痛み分けも相性がいいです。テリトリーに使った場合の挙動(対象を別にできるかなど)は別途確認します。また、輝ける運命もアサルトテリトリーは場から離れるとテリトリーが閉じるため、デッキからエースや観測者を持ってくる意味でも採用できそうです。
ユニットに関しては、エースや観測者を守る目的でペルーゼが相性がよさそうな感じがします。また、パワーが低いためマルグレアのダメージ無効効果が意外と相性がよさそうですが、断罪カウンターとのバランスも考える必要があり構築は難しそうです。
赤
コマンドに関しては相性がいいコマンドの種類が一番多く、百獣王の怒りなどの格闘ができるコマンド、強者の気迫などのバフカードが何枚かあるため、結構迷いそうです。変わった所では、虚を突く一手も自分ユニットに使えるため、テリトリーがレスト状態なら実質2枚ドローとして使うこともできます。
ユニットに関してはデッキの方針によって変わると思いますが、バドラトスなど効果の対象にできないユニットを多く入れるのも面白そうです。
黒
コマンドに関しては第二弾時点では自分のフィールド上のユニットを対象できるメリット効果もちのコマンドカードが一枚もありません。そのため、2つ目の効果とのシナジーには期待せず、このテリトリーを守るための除去カードとエースや観測者を手札に戻すカードを入れることになりそうです。
ユニットに関しては、エンダイヴが特に相性がよさそうで、うまくいけば相手のコマンドカードを複製することができます。後は回収役でベストーラも採用できそうです。
ざっと書いてみましたが、現時点で分かっているカードプールだけでもそこそこいいデッキが組めそうです。また、現時点ではこのテリトリーの恩恵を直接受けるカードが少ないため、第三弾で追加されるカードに期待したいです。
以上です。今回は本文の構成を少し変えてみました。今回は特にアサルトテリトリーという新しいタイプのテリトリーだったので特徴なども書いてみました。
残りのテリトリーも気になりますが、恐らくネフェルクセスのテリトリーはアサルトテリトリー、ライオネルの新テリトリーは普通のテリトリーになるような気がします。
※2022年2月6日追記:メギドラグの一つ目に関して効果の詳細に誤りがあったため、関連する記述を修正