イルガの趣味ブログ

主にビルディバイド関連や最近やっているゲームのことを不定期に更新します。

ビルディバイドの新テリトリー、叫喚の処刑場に関して

今回はビルディバイドの第五弾の新テリトリー、叫喚の処刑場に関して書いていきます。

 

 

ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。

tcg.build-divide.com

 

 

はじめに

今回は第五弾に収録される新テリトリーの叫喚の処刑場について書いていきます。

観点としてはテリトリーの効果などを書いていきます。

※画像は公式Twitter から持ってきました。

 

 

1.テリトリーの種類

テリトリーの種類は普通のテリトリーで、開放したらそのまま影響を与え続けます。

称号は七大罪 色欲で、解放コストは5となります。

 

 

2.テリトリー効果

テリトリー効果は3つあり、一つは永続効果で自分のターン中、自分の墓地が10枚以上あるなら相手ユニット全てのパワーが-2000され、2つ目の効果は自動効果で、相手の総コストが6以上のユニットがアタックした時に自分の墓地が15枚以上あるならそのターン中ヒット数が-1され、最後の効果は自動効果で相手ユニットが破壊された時に自分の墓地が20枚以上あるなら相手ライフの先頭を墓地に置く効果です。

1つ目の効果は自分の墓地が10枚以上あれば自分のターン中相手ユニットのパワーを-2000することができるため、自分のターン中であればユニット同士の戦闘で勝ちやすくなり、相手ユニットを除去しやすくなります。永続効果なので、相手ターン終了時、相手フィールド上にパワーが2000以下のユニットがいた場合に自分のターンになったらそのユニットは即座に除去されます(要裁定確認)。

2つ目の効果は総コストが6以上のユニットのヒット数を-1する効果でライフダメージを軽減する防御的な効果です。単体だとヒット数を-1にしかできませんが、他のヒット数を減らす効果を組み合わせるとヒット数を0にすることも難しくはありません。注意点としては総コストが5以下のユニットには効果がないため、マルグレアなどヒット数が増えるユニットには効果が薄いこと、相手が総コスト5以下のユニットしか採用していないデッキだと効果が無意味になることです。

最後の効果はこのテリトリーの真骨頂で、自分の墓地に20枚以上あれば相手のユニットを破壊するだけでターンを問わずライフを削ることができるようになります。意識しないと早期に墓地の枚数を20枚にするのは難しいですが、条件を満たせばショットトリガーを無視して安定してライフを削ることができるようになります。そのため、序盤はあえて除去カードを使わずに防御に徹し、条件を満たしたら除去カードでユニットを除去してライフを削る戦術をとることもできます。因みに、条件が相手ユニットの破壊なので、相手の効果で相手自身のユニットが破壊された場合でも相手のライフを墓地に置くことができます。

また、3つの効果は全て墓地の枚数に依存する効果で以下の注意点があります。

  1. 墓地が少ない序盤だと効果の適用が難しい
  2. 墓地以外のゾーンに送る除去に弱い
  3. 墓地のカードを増減されるカードを使用したタイミングによってうまく効果を適用できない場合がある

「1」は各効果が墓地の枚数に依存しているため、序盤は墓地が少なく効果が適用できない場合があります。よほど意識して墓地肥やしをしない限りはテリトリー解放時点でも最初の効果が使えない場合があります。特に3番目の効果はデッキの半分*1を墓地に置かないと適用できません。ただ、終盤近くだといやでも墓地の枚数が多くなるので長期戦になれば効果を最大限発揮しやすくなるかと思います。

「2」はユニット限定ですが、墓地が増えない破壊以外の除去に弱いです。具体的にはバウンス(手札、デッキ)、エナジー送り、リムーブゾーンに送る効果が該当します。バウンスは白、エナジー送りは赤、リムーブは青と赤が得意なので、これらの色を含むデッキと当たった場合は注意した方がいいです、特に赤のワルプルギスの夜*2は、フィールドに存在するならコマンドカードやフィールド以外から墓地に置く効果でもカードがリムーブゾーンに行き墓地にカードが増えないため、フィールドにあったら早めに除去をした方がいいです。

「3」は種類は少ないですが、相手の墓地を対象にとって効果解決時に墓地以外のゾーンに移動させる効果を持つカードがあり、墓地のカードが使われたタイミングによっては各効果をうまく適用できない場合があります。特に白のパワー・ディセンションはクイックタイミングで使用できるので、相手が白を含むデッキを使っているときに字部の墓地が10枚、15枚、20枚の時は警戒した方がいいです。

 

 

3.相性のいいカードについて

このテリトリーは全て墓地の枚数に依存しますが、すべての効果を最大限利用しようとすると器用貧乏になるため、どの効果に重点を置くかによって相性のいいカードは変わってきます。ただし、2つ目の効果は相手のデッキに依存するため、1つ目の効果か最後の効果に寄せた方が安定すると思います。

一つ目の効果を重点に置く場合、パワー-2000できる効果をうまく活用することになります。相性のいいカードはコストが低くパワーが高めのユニットを多めに採用するとよいかと思います。また、条件を満たすためには10枚カードを墓地に送ればいいため、墓地肥やし用のカードは少な目でも問題ないかと思います。戦い方としては、序盤からユニットを使ってライフを削り、一つ目のテリトリー効果が有効になったらそのまま攻め切る戦い方がいいかと思います。

最後の効果を重点に置く場合は相手ユニットを破壊できればライフを減らす効果をうまく活用することになります。相性のいいカードとしては、序盤のライフを守る目的でデコイ持ちのユニットや除去されにくいユニット、後半ライフを削りやすくするため除去カードを多めに採用するといいかと思います。条件を満たすためには20枚カードを墓地に置く必要があるため、デッキ枚数を上限近くまで増やし、墓地肥やし用のカードを多めに採用した方がいいかと思います。戦い方としては、序盤は下手にライフを削らずに防御に徹して長期戦に持ち込み、最後のテリトリー効果が有効になったらライフを守りつつ、じり貧に追い込むのがいいかと思います。

墓地肥やし用のカードは序盤から使え、カードを墓地に置くか選べるキャスケット・メイソンやヘビアームド・プロウラーなどが使いやすいと思います。また、墓地が必要な枚数より多くなったら邪悪な取引などでユニットを回収するのもありかと思います。

 

 

最後に

今回は以上です。同じ称号を持つ猟奇と倒錯の居城と比べるとエースの依存度が少ないテリトリーで、墓地の枚数に依存テリトリーとなります。ただし、依存度は少ないですが、相手次第ではテリトリー効果を使えない場合があるので立ち回りには気を付けた方がいいと思いました。

本当はこの記事の前にいくつか記事を作成する予定でしたが、ゴールデンウィークで完全に気が抜けており、ブログは全く更新できていませんでした。ゴールデンウィーク中のことは近日記事を作成しましすので、公開したら見てくれると嬉しいです。

*1:ビルディバイドのデッキの下限が40枚、上限が50枚。

*2:すべてのカードがいずれかのゾーンから墓地に置かれる際、代わりにリムーブソーンに置く効果を持つユニット。