イルガの趣味ブログ

主にビルディバイド関連や最近やっているゲームのことを不定期に更新します。

【ビルディバイド】第12弾及びスターディングデッキ個人的注目カード

今回はビルディバイド第12弾と同時発売するスターディングデッキのカードのうち、個人的に注目しているカードがあったので書きます。

 

 

ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。

tcg.build-divide.com

 

 

はじめに

ビルディバイドの第12弾とスターディングデッキ「天衣無縫の狙撃手」「暗夜埋伏の影霊士」が2023/10/13に発売しますが、発売前にカードリストが公開されました。今回もカード一覧を眺めていたところ、面白そうなカードが何枚かあったので色ごとに書いていこうと思います。あくまで面白いなのでカード自体が強いかどうかは別です。また、記事を書いている時点までの公式で事前に公開されていないカードを主に書いていきます。

第11弾の時の記事は以下となります。

elgaesyumi-blog.hatenablog.com

 

 

※画像は公式サイトのカードライブラリーから持ってきました。

 

堅固の影霊

スターディングデッキ「暗夜埋伏の影霊士」に収録されているバスターアイコンを持つノーマルタイミングで使えるユニットで、覚醒後の自動効果でこのユニットがアタックしてバトルに勝利した時に自分の墓地の「堅固の影霊」を望む枚数対象として対象を手札に戻す効果を持っています。

自身がアタックしてバトルに勝利した時に同名のカードを手札に戻す効果を持っており、主にDデッキから墓地に落としてから抗戦の影霊師 ライルで能力をコピーしてこのカードを手札に戻し、それらを手札コストとして使うことを想定して作られたカードだと思います。ライルの場合はテリトリーの影を呼ぶもののおかげでパワーが上がるので、ライルの効果を使わなくても自身も影霊属性なので自己完結することができます。基本的には影を呼ぶもので採用するのがベストですが、それ以外でも序盤であればバフさえあればバトルで勝つことも可能なので、効率は下がりますが、他のデッキでも手札コスト要因としてDデッキで採用することはできそうです。

 

 

GW-925 ガンクラッグ

機弾竜 バラージェス

GW-925 ガンクラッグはスターディングデッキ「天衣無縫の狙撃手」、機弾竜 バラージェスは第12弾に収録されているユニットで効果も異なりますが、同じような特徴があるのでまとめて紹介します。

GW-925 ガンクラッグはエヴォルでプレイして登場した時にライフがレッドゾーンだったら自分のDデッキから同名カードを登場させることができ、機弾竜 バラージェスはテリトリ解放後に手札から登場した時に自分のDデッキから同名カードを1枚登場させることができます(バラージェスはエンドフェイズ開始時にDデッキから出した方が破壊される)。条件が厳しかったり、フィールドに維持しずらかったり、ユニットとしてのステータスが低めなどの欠点はありますが、一度のユニットを2枚展開できるのは強力で、特に相手のライフを詰める場面では頭数が多い方いいです(同じ理由で宝槌の姫君 メリッサも強いです)。低めのステータスもテリトリー効果やコマンドなどのバフ効果でパワーやヒット数を上げれば気にならないので、油断していると痛い目を見るかもしれません。

 

不意の挟撃

スターディングデッキ「天衣無縫の狙撃手」に収録されているショットアイコンを持つノーマルタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚を対象として対象に12000ダメージを与える効果です。

出そうで出なかったレイホゥの下位互換的な位置付けのコマンドで、コストが青1分減った代わりにノーマルタイミングでしかプレイできなくなっています。ただ、総コストが5になったことでレイホゥにはないメリットが生まれ、強制接続やゾフィアなどの対象にすることができるようになりました。また、PSI属性を持っているので揺り籠のテリトリーを使う場合はレイホゥよりもコストが低いので気軽に使えるようになります。

 

自律兵站線

第12弾に収録されているショットアイコンを持つクイックタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚を対象としてそのターン中パワーを+2000し自分の墓地の「自律兵站線」1枚につきさらに対象のパワーを+2000する効果です。

総コスト1のパワーを上げるコマンドですが、総コスト1のコマンドは条件がない時はパワー+3000、条件付きだとパワー+5000が標準なので、素の状態だとあまり使うメリットはありません。ですが、このコマンドは青にでたまに見かける墓地に同名カードがあるときに効果が増強させるカードで、墓地に同名カードが1枚の時はパワー+4000、2枚の時はパワー+6000、3枚の時はパワー+8000と上昇していくので、2枚このカードが存在する時点で波のバフ効果よりは強くなります。基本的には4枚採用したいですが、ショットアイコンを持つカードな上に相手のアタックを妨害できないのでメインデッキに採用するのは少し難しく、基本的にはDデッキに採用して、カードの効果でDデッキから適時手札に加えるか直接プレイするかの運用になるかと思います。

 

 

病葉精霊 モルブ

第12弾に収録されているアイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、自動効果でカードの効果で総コスト6以上のユニットが登場した時にそのターン中そのユニットはアタックとブロックができない効果を持っています。

所謂システムユニットで、総コスト6以上のユニットがカードの効果で出てきたときにアタックもブロックもできなくなります。具体的な例を挙げると、烈火の逆鱗 バドラトスや発現する因子 バドラトスの効果で登場した総コスト6以上のユニットだったり、竜骸の聖域のテリトリー効果で登場したユニットはこの効果が適用されます。また、特殊な例としてエリザベルトの登場時効果で手札にある永続効果で総コストが減ったPTX-00 新烈絶機 クロアを登場した時はこの効果が適用されます。あくまでカードの効果で登場した時なので、ショットトリガーで登場したショットアイコンを持つユニットやエヴォルでプレイしたユニット、コスト軽減効果などでプレイしたユニットはこの効果の影響は受けません。忘れがちですが、全ユニットが対象なので

 

絡みつく棘

第12弾に収録されているアイコンを持たないクイックタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚を対象としてそのターン中対象のパワーを+3000し対象の色指定コスト白1につきさらに対象のパワーを+1000する効果です。

白以外のユニットを対象にした場青は+3000されるだけですが、白を含むユニットを対象にした場合は色指定コストの白の分だけ追加でパワーが上がります。具体的には白1なら最終的にはパワー+4000され、白2ならパワー+5000されます。特に白単であればパワーを5000上げるのは簡単にでき、ユニットによっては6000、7000上げるのも難しくはないので、バトルに弱いユニットが多く、デッキの枠に余裕があるなら採用してもいいかもしれません。

 

 

恐れ知らずの蜜熊 ラテル

第12弾に収録されているバスターアイコンを持つノーマルタイミングで使えるユニットで、キーワード能力である【ブリッツ】【バーサーク】と、 覚醒後の永続効果で相手はこのユニットのアタックを可能な限りブロックする効果を持っています。

永続効果はレパルダスのテリトリーである相剋の闘技場のブロック強制効果を持っており、相手にブロックを強制させることができるのは強力です。ただ、効果の関係で相剋の闘技場と効果が一部重複するので優先順位が低めで、このユニットを採用するなら他のユニットを採用した方がいいです。逆にブリッツをサポートするテリトリーである誓いの桃園やブリッツ・バーサークをサポートする赤壁の大河とは相性がいいので、これらのテリトリーであれば十分候補になるかと思います。


火炎の吐息

第12弾に収録されているアイコンを持たないクイックタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚を対象としてそのターン中対象のパワーを+2000ヒット数を+1し、その後相手エースを1枚まで対象としてそれらは互いのパワー分ダメージを与えあう効果です。

効果としては百獣王の怒りの効果とかなり類似していて、対象にとれるユニットがどちらもエース限定になった代わりにヒット数が+1されます。基本的には百獣王の怒りの方が対象に盗れる範囲が多いので除去効果を活かすなら百獣王の怒りのほうが優先順位が高いです。ただ、このカードは格闘効果はおまけで、どちらかと言うとクイックタイミングでエースのヒット数を増やす効果の方が大きいので、ユニットがエース中心でかつライフに対しての打点も欲しい場合に採用候補になると思います。

 

 

黒青

要撃班 橘のケイティ

第12弾に収録されているアイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、自動効果でこのユニットが破壊された時に自分のDデッキからコマンドカードを1枚まで墓地に置く効果を持っています。

効果としては黒青唯一のDデッキを参照する効果を持っており、その効果はこのユニットが破壊された時に自分のDデッキ内の好きなコマンドを1枚まで墓地に置くことができます。主に墓地でプレイしたいレガシーを持つコマンドを墓地に落としたい場合に採用することになります。また、属性的なシナジーはありませんが、揺り籠でPSI属性のコマンドを墓地に置きたい場合にも採用することができます。主に強制解放などの特定の場面で使いたい除去や、環境探査のようにメインデッキに入れたくはないけど、墓地からプレイするのであれば非常に使い勝手のいいコマンドを直接墓地に置く時に採用することになりそうです。因みに、イラストは要撃班 凩のニコラとつながっており、右側にこのカード、左側に要撃班 凩のニコラ置くことで1枚のイラストになります。

 

粗忽者

第12弾に収録されているショットアイコンを持つクイックタイミングで使えるコマンドで、相手のユニット1枚を対象としてヒット数を-3するか、そ相手ユニットを1枚対象としてそのターン中対象のパワーを-3000するかを選んで使う効果です。

除去性能を見ると呪術師の謀略には劣りますが、片方のモードでヒット数を-3することができるので、ライフに対してのダメージを減らすのであればこちらの方が優れています。また、「以下を1つ行う。 」がテキスト中にあるので、超古代遺物 ヴァレリア・キティラの効果で両方の効果を使うことができます。因みに粗忽者は「そこつもの」と読むようで、意味は「軽率でそそっかしい人」という意味のようです(google検索より)。

 

ネブラ・ディスク

第12弾に収録されているバスターアイコンを持つノーマルタイミングで使えるコマンドで、覚醒後効果で墓地から【レガシー〔⁅黒①⁆⁅青①⁆〕】でプレイすることができ、自分の山札を上から3見て臨む枚数をお墓地に置いて残りを望む順番で山札の上に置き1枚引く効果です。

効果としてはMTGでいうところの諜報3*1して1枚引く効果で、見た3枚から1枚を山札の上に置いてそれを引いてもいいし、3枚とも墓地に置いて別の1枚を引くこともできる、と言った感じでできることが多いです。アイオーンの神像には見れる枚数が、発掘調査には手札に加えることができる最大枚数において劣りますが、全てユニットカードでも1枚は確実に手札に加えることができること、墓地に置くカードを選ぶことができること、3枚の中に欲しいカードがない場合は4枚目に期待できる点においては優れています。また、レガシーコストが元のコストよりも下がるので、できる限り墓地に落としてから使いたいですが、上から3枚見てからそのうち1枚を手札にする(残りは墓地に置いても良い)か全部捨てて1枚引くかを選べるのは大きいので、メインデッキで採用しても問題ない性能を持っています。

 

 

青白

†訓練所† シゴキ

スターディングデッキ「天衣無縫の狙撃手」に収録されているバスターアイコンを持つクイックタイミングで使えるユニットで、覚醒後の自動効果でこのユニットが登場した時に相手ユニットを1枚まで対象として対象に3000ダメージを与え、自分のターン中なら代わりに6000ダメージを与えることができる効果を持っています。

テリトリー解放前はパワー3000のそこまで強くないユニットですが、テリトリー解放後は一気に化けて、特に自分のターン中に登場したら6000ダメージを与えることができるという結構いい性能を持っています。主な使い方としては相手の低パワーのユニット除去する目的で使うことにはなりますが、このユニットの効果は登場した時なので、手札からプレイする以外にもティルイーザの起動や天空の城塞の起動効果、2023/10/16から規制が撤廃される喫茶リコリコの効果で登場した時でも相手ユニットにダメージを与えることができます。また、クイックタイミングでプレイ可能なので、相手のアクションに合わせてこのユニットを出して相手ユニットを除去したりライフを詰めに行くなど、色々選択肢も多いユニットとなっています。

 

 

白赤

徘徊する硝子 シリカ
猛進する南瓜 パンプキード

徘徊する硝子 シリカ、猛進する南瓜 パンプキードは第12弾に収録されているユニットで効果も異なりますが、同じような特徴があるのでまとめて紹介します。

これらのユニットは自身の色以外に対してメタ効果で徘徊する硝子 シリカは黒、猛進する南瓜 パンプキードは青に対応しています。特定の属性限定なのもあって効果が強めに設定されており、対応する属性が相手であればどちらもコスト以上の性能になります。ただ、メタとなる属性以外には効果がないので、採用するなら2枚くらいまでに抑えた方がいいです。因みにどちらのカードも元ネタはシンデレラだと思われ、徘徊する硝子 シリカはガラスの靴、進する南瓜 パンプキードはかぼちゃの馬車がモチーフだと思います。

 

 

黒赤

大火国の呪霊 天骸

スターディングデッキ「暗夜埋伏の影霊士」に収録されているアイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、クイックタイミングの起動効果でこのカードが墓地にある時に黒2赤1無1を支払うことで自分の墓地からこのカードを手札に戻す効果を持っています。

ユニットとしての性能は高くないですが、このユニットの真価は起動効果にあり、このカードが墓地にさえあればコストを支払うだけで手札に戻すことができます。墓地からカードを回収する効果を持つカードは何枚かありましたが、手札に戻すための制約がなく、かつ1枚で完結するカードは初となります。また、回数制限がないため効果を起動した時に魂の価値の対象になったとしてももう一度効果を起動すれば手札に戻すことも可能です。ただし、コスト自体は黒2赤1無1と決して軽くはないので、エナジーに余裕あるときに回収する感じになりそうです。

 

破山焔龍 紅纏

第12弾に収録されているアイコンを持たないノーマルタイミングで使えるユニットで、永続効果で自分の手札の上限を-5する効果を持っています。

総コスト3のユニットとしては高水準のステータスで、除去も不意の衝撃を耐えることができますが、当然それに見合ったデメリットもあり、このユニットをフィールド上に出すと自分の手札上限が-5されます。ビルディバイドにおいて手札の上限は基本5枚なので手札上限が0枚となり、エンドフェイズの終了時に手札を全て墓地に置かないといけなくなります。そんな感じで非常に重いデメリットを持っていますが、魂霊招来・百段御明がテリトリーの場合は別で、裏面の時は手札の上限を無視することができるので、このユニットを採用するのであれば特別な理由がない限り魂霊招来・百段御明以外のテリトリーでは採用が難しいです。ただ、魂霊招来・百段御明でも注意点があり、魂霊招来・百段御明はゲーム開始時はエナジーが0枚なのでこのユニットが使えるのは早くても2ターン目になること、テリトリーを解放したら裏面の効果は無効化されるので、テリトリー解放中は手札上限が0枚になる点は注意した方がいいです。

 

 

最後に

今回は以上です。第12弾では新しい要素としてDデッキが追加されましたが、Dデッキのカードは通常のカードと全く同じカードが使えるからなのか、Dデッキを前提としているカードは思ったよりも少ない印象がありました。ただ、Dデッキでないと使いずらいカードもあるので、そこらへんの見極めは必要な感じがします。また、今回は単色のカードが多いからか多色カードの収録数が少なく、特に黒青と白赤はそれぞれ7種類しかないです。

今回は21Box(1カートン+1Box)を予約したので今回もカード自体は揃えることはできます。21Box中途半端なのは3Boxごとにプロモカードが入手できるためです。

*1:諜報とは「あなたのライブラリーの一番上からカードをN枚見て、そのうちの望む枚数をあなたの墓地に、残りをあなたのライブラリーの一番上に望む順番で置く」というキーワード処理のこと。効果としては諜報N(「N」は数値)というような感じで表記される。参考:諜報 - MTG Wiki