イルガの趣味ブログ

主にビルディバイド関連や最近やっているゲームのことを不定期に更新します。

【ビルディバイド】2024月4月制限・禁止カードに関して

今回はビルディバイドの2024年4月の制限・禁止カードに関して書いていきます。

 

 

ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。

tcg.build-divide.com

 

 

はじめに

今回はビルディバイドの2023/03/17に公開された公式動画で発表があった制限・禁止カードに関して書いていきます。

観点としては発表された禁止・制限カードや個人的な見解を書いていきます。

※画像は公式X(旧Twitter) から持ってきました。

 

制限・禁止カードに関してはYouTubeの公式特番やX、以下のリンクで発表されました(制限・禁止にした理由も書いています)。

tcg.build-divide.com

 

前回の禁止・制限の記事は以下となります。

elgaesyumi-blog.hatenablog.com

 

 

1.制限・禁止に関して

制限・禁止カードに関してですが、今回は制限カード3種類、パートナー制限カード1種類の計4種類が発表されました。

制限・禁止カードの適用日は2024/04/01からで、第13弾発売から少ししてからの適用となります。

 

 

2.今回の禁止・制限カード

以下、今回発表されたものは以下となります。

※順番は公式が発表した順番に準拠。

 

1.制限カード

今回は以下の3種が制限カードとして指定されました。

・強制接続

第2弾に収録されているコマンドカードで、クイックタイミングで使える上にショットアイコンを持つカードでもあります。

効果だけ読むとただ手札のコマンドカードをプレイできるだけの効果ですが、単純な効果でクイックかつショットトリガーでプレイできるため、様々な場面で悪用できるカードとなっています。代表的なのは強制接続+貫く血晶とのコンボで、貫く血晶は黒4でノーマルタイミングでしか使えない代わりにレッドゾーンだと相手ユニットを全て対象をとらずに破壊するという効果ですが、このカードを使うことでクイックタイミングやショットトリガーのタイミングで貫く血晶をプレイできるので、このカード2枚で横並べが得意なデッキの大半のデッキを対策することができました。一応抗拒の聖兵 アスファや宝の山などこのコンボに対する対抗策がないわけではありませんが、フィールドや手札に来なかったり、そもそも採用できないデッキだとこのカード2枚で逆転される可能性があります。ほかにも続く日々や霹靂一閃・八連、ウェポン・セレクトなど貫く血晶ほどではありませんが相性がいいカードは多く、様々なコンボで使われてきました。

個人的な感想としては制限になるのは妥当どころか遅すぎるくらいで、このカードのせいで横に並べるタイプのデッキの大半が対策されてしまう関係で、大会ではヴァランなどこのカードに対して対抗策を持っていたり、荒魂の霊域などの安定した巻き返し手段を持つ一部の横に並べるタイプのデッキ以外が勝ちずらい環境になっていました。このカードの制限によって青系のデッキ、特に黒青系のデッキの理不尽な除去を受ける機会が減るので、揺り籠だけでなく叫喚の処刑場とかも弱体化するのではないかと思います。自分もいくつか強制接続を使用したコンボは使っていましたが、それを差し引いても制限にするべきカードだとは思っていました。

 

・光波精霊 ヴァーグ

第7弾に収録されているユニットカードで、総コスト1のデメリットを持っているユニットです。

ぱっと見た感じただのデメリット持ちのユニットにしか見えないように感じますが、制限理由に記載されている通り今回の制限改定でコントロール系のデッキが弱体化(特に揺り籠)した結果、転生の柩が暴れるのを阻止するために制限を行った感じとなります。また、理由に記載されている「ヒット1を持つユニットの中ではバスターアイコンなどを持っていないため最もリスクの低いカード」ですが、白の総コスト1で巣の状態でヒット数1を持つユニットはこのユニットとバスターアイコンを持つ抗拒の聖兵 アスファだけとなっています。抗拒の聖兵 アスファが制限されなかったのはバスターアイコンの有無で、バスターアイコンを持つカードはデッキに12枚しか採用できませんが、アイコンなしのカードは最低16枚、最大で38枚(ショットアイコンを持つカードなしの場合)採用できるため、より制限のかかる抗拒の聖兵 アスファは今回制限にならなかったのだと思います。ただ、抗拒の聖兵 アスファ自体はステータスは全く同じで、強力な効果も持っていますので、環境次第では制限になる可能性もあります。

個人的な感想としては、この制限は未来を見据えた制限のモデルケースということでいい制限だと感じていました。ここ最近はビルディバイドの大会に出ていなかったのもあり環境をあまり知らない部分はありましたが、コントロール系のデッキが弱まった結果ウィニー系のデッキが暴れまわるのは予想できるため、先手を打って制限をかけるのはいいと思いました。

 

・サイキック・スピアー

第11弾に収録されているコマンドカードで、クイックタイミングで使える上にエヴォルコストで手札のPSI属性のカードを1枚を捨てることでエナジーを消費せずにプレイすることができます。

このカードが制限を受けたのはまさにエナジーコストが不要になる点とモードの汎用性が高い点です。PSI属性を活用するデッキは共通して手札補充手段が多く手札が枯渇しにくく、エナジーコストを支払うよりも低いコストで済みます。また、そのコストも墓地に置くだけでいいので砂上の防壁よりもコストが軽く、超越者の揺り籠で再利用できたりと利点が多いです。また2種類のモードを持っているのもポイントで、ヒット数を2に固定する効果は見据える者 カリンなどのヒット数1のユニットのヒット数を増やすほか、ヒット数が減ったユニットのヒット数を戻すにも使えます。特に見据える者 カリンと組み合わせることで、コストなしでカリンのヒット数が2になるだけでなく、カリンのアタック中にプレイすれば追加で1ダメージを与えることができる上にこのダメージはプレイ時点で発生するので妨害が難しいです。また、ヒット数を0にする効果も強力で、相手のヒット数がいくつあろうともヒット数を0にできるので、エナジーなしでもこのカード1枚で負けを回避できるケースも珍しくないです。当然ですが、エナジーを支払ってプレイすることもできる上に対象に制限はないため、PSI属性以外のデッキでも問題なく採用できました。

個人的にはこのカードの制限も妥当で、PSI属性のデッキは確実に弱体化しますが、同時にほかのデッキも台頭してくると思いますので、いい結果になってくれることを祈っています。

 

 

2.パートナー制限カード

今回は以下のカード1組が制限されました。

・カミーリア/超越者の揺り籠 見据える者 カリン

制限内容:「超越者の揺り籠」と「見据える者 カリン」をテリトリーカード、メインデッキ、Dデッキで採用する場合には、それぞれ1枚ずつまでしか入れることができません。

超越者の揺り籠は第11弾に収録されているテリトリーで、見据える者 カリンは第6弾に収録されているユニットカードです。

超越者の揺り籠は登場してからは大会では見ないことがないくらい使われているテリトリーで、かつてのバルバビロンほどではありませんが決勝トーナメントではだいたい見かけます。見据える者 カリンもPSI属性を活用するデッキであれば見かけることが少ないカードで、超越者の揺り籠でも当然のように使われています。制限理由を見てみると、超越者の揺り籠のデッキパワーを抑えるのが目的となっています。注意点としては、あくまでパートナー制限になるだけなので、「超越者の揺り籠」以外のテリトリーでは問題なくカリンを4枚まで採用することができます。

個人的な感想ですが、制限自体は妥当なものだとは思います。ただ、正直なところカリンだけを制限すればよさそうな気もしましたが、公式特番で同時に情報公開された第14弾でアイリスが再登場するので、マーケティング的な意味で今回はパートナー制限にすることになったのだと思われます。

 

 

3.個人的な見解

以下、個人的な見解を書いています。

今回の制限・禁止に関しては制限3枚、パートナー制限1種類と今までの制限改定で一番多い制限ですが、その大半が超越者の揺り籠に対しての制限だと思いました。毎度のことですが、公式は同じテリトリーが長い間環境に居座り続けることをよしとしないスタンスを一貫していて好感が持てます。

カード個別で見ても制限自体は妥当で、理由も文句の付け所がない制限だと思いましたが、パートナー制限に関してはちょっと裏側が見えてしまった感じがしました。また、光波精霊 ヴァーグに関しては唯一白系の転生の柩に対する制限で、第13弾以降で強力な白系のカードが出てくる可能性もあるので警戒はした方がいいと思います。

これらの制限によって、恐らくですが黒と青を中心とした除去コントロール系のデッキは減ると思います。具体的には超越者の揺り籠や叫喚の処刑場、超古代遺物 ヴァレリア・キティラあたりが減ることになるかと思います。逆に最近の大会でもいい結果を残していた転生の柩や荒魂の霊域は勿論、大型ユニットのユニットが横に並ぶ拳赫竜 アンスラーグも増えるのではないかと予想しています。また、コントロール系のデッキに安定して勝てなった群蜂機界 ヴェスパインがまた出てくる可能性も予想しておきます。

 

 

最後に

今回は以上です。今回も公式から制限・禁止カードの告知があったので急いで記事にしました。今回の制限を見ると黒青系のデッキ、特に超越者の揺り籠をマークした制限になっていると感じました。また、先んじて転生の柩に対して制限をかけたので、もしかしたら第13弾で現在公開されいるカード以外でも白系のカードで強力なカードが追加される可能性も出てきたので警戒はした方がよさそうです。白系に関してはものよってはエル・ド・ラドリスの強化にもなるので歓迎しますが。

今回の制限・禁止カードの告知と共に今後のロードマップも公開されました。見た感じ第16弾とまでは販売スケジュールがあって安心したのと、今後はビルディバイドとブライトの拡張は交互に発売される感じがしてスローペースになった感じがしました。とりあえず14弾は18日から予約開始なので、予約できるようになったらすぐに予約しようと思います。