今回はビルディバイド第二弾の新カード、神聖獣 ムンターに関して書いていきます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
公式で紹介された第二弾の新カードの神聖獣 ムンターですが、以下のカードとなります。
※画像は公式Twitter から持ってきました。
イラストが愛くるしい白のユニットで、3コストで色拘束が少なく、パワーはこのコスト帯では高くありませんが、効果がユニークで相手がコマンドカードを使用したときに手札に戻る効果があります。
効果も強制で一見するとただのデメリット効果に見えますが、この効果は以下のメリットがあると考えています。
- 相手のコマンドカードの効果の対象にならない
- (相手のコマンド使用時限定だけど)手札に戻った後に別の使い道ができる
一つは相手のコマンドカード使用時に誘発して手札に戻るため、相手のコマンドカードの対象にはなりません。呪術師の策略を使っても手札に戻りますし、ブルー・バーストを使っても破壊されず手札に戻るだけです。特に自分フィールドにこのユニットだけしかいない場合対象を指定するコマンドカードを使うと対象不正で立ち消えます*1。例えば序盤でフィールドにこのユニットしかいない状態でショットトリガーで虚を突く一手が出て使ったときも手札に戻るため、対象不正になるのでカードを1枚引くことができない、と言った感じで嫌がらせにも使うことができます。
もう一つは相手のコマンド使用時に手札に戻るためもう一度フィールドに出す以外にも不要になったらエナジーにしたりルーターで捨てる際のコストに回すこともできます。特に白は他の色に比べて手札補充が苦手な色なので、エナジーの色事故を回避するのにも役に立ちます。
メリットを書きましたがデメリットもあり、相手がコマンドカードを使っただけで手札に戻るためボードアドバンテージ的には損しますし、攻撃前にコマンドカードを使われると、兵器開発のように盤面に干渉しないコマンドカードだったとしても手札に戻されて攻撃することができません。特にこのユニット含めて自分フィールド上に2体以上ユニットがいた場合にコマンドカードを使われるとほかのユニットが対象になっても手札に戻って損するだけなので大量展開には向いてません。
また、コマンドカード以外の効果では手札に戻らないため、戦闘やユニットの効果には反応しません。素のパワーが低いため戦闘やユニット効果で簡単に除去されます。ショットトリガータイミングでもコマンドカードを使わない選択肢もできるので、攻撃した後の返しのターンで殴り返されて墓地送りにされます。
さらにメリットでコマンドの効果を受けないと書きましたが、白の手札バウンスのコマンドカードには無力です。一応立ち消えはしますが元々が手札に戻す効果のため目的は果たしています。
以上です。Twitterでこのカードを見たときMTGの「呪文の対象になったとき生け贄に捧げる」効果をもつクリーチャーを思い出しまして、この手の一癖も二癖もある効果を持つカードは好きなので記事にしました。
ただ、全体を通してみてみるとデメリットが目立ち、記事を書いている11/17時点の情報だけだとあまり使い道がないように思えます。もしかしたらマルグレアの新テリトリーがユニットの登場時に誘発するような効果なのかもしれませんので、今後の情報が楽しみです。
*1:カードの効果が解決されないでそのまま墓地に送られること。