イルガの趣味ブログ

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【ビルディバイド】新テリトリー、神域 鏡花水月に関して

今回はビルディバイド第12弾のテリトリー、神域 鏡花水月に関して書いていきます。

 

 

ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。

tcg.build-divide.com

 

 

はじめに

今回は第12弾に収録される新テリトリーの神域 鏡花水月について書いていきます。

観点としてはテリトリーの効果などを書いていきます。

※画像は公式X(旧Twitter) から持ってきました。



 

 

1.テリトリーの種類

テリトリーの種類は普通のテリトリーですが、テリトリー解放前は未解放面の効果が適用され、解放したら覚醒後効果を使えるようになり、未解放面の効果が消え解放面の効果が適用されるようになります。

称号は狼牙刀で、色は黒赤、解放コストは5となります。

 

 

2.テリトリー効果【原文】

未解放面

メインデッキの同じカードは3枚まででデッキを構築する。

⁅自動⁆あなたのドローフェイズ開始時、1枚引く。

⁅自動⁆あなたのエンドフェイズ開始時、あなたの手札を1枚捨てる。

 

解放面

⁅自動⁆あなたのユニットがアタックしてバトルに勝利した時、あなたの⁅D⁆デッキからそのユニットと同じカード名のユニットカードを1枚までレストで登場させる。

 

 

3.テリトリー効果【概要】

テリトリー効果はテリトリー解放前とテリトリー解放後の効果がそれぞれあります。テリトリー解放前の効果は3つあり、1つ目は対戦前に適用されるルール効果でメインデッキの同じカードは3枚まででデッキを構築する効果で、2つ目は効果で自分のドローフェイズ開始時に1枚引く効果で、3つ目は自動効果で自分のエンドフェイズ開始時に手札を1枚捨てる効果です。テリトリー解放後は効果が1つだけで、自動効果で自分のユニットがアタックしてバトルに勝利した時に自分のDデッキからそのユニット同じカード名のユニットカードを1枚までレストで登場させる効果です。

テリトリー解放前の1つ目の効果はデッキ構築時のルールで、メインデッキの同名カードは3枚までしか採用することができません。ただし、メインデッキだけ制限されているので、メインデッキに3枚、Dデッキに1枚の計4枚であれば問題はないかもしれません(要裁定確認)。そのため、このテリトリーで対戦を行う場合は同名のテリトリー解放要因の枚数も減ることになり、テリトリー解放要因を8枚採用するには最低でも3種類のユニットを入れる必要があります。また、デッキ構築時のルールなので、対戦が開始時以降はその能力は無効化されます。例えば、元のテリトリーが魂霊招来・百段御明で、白狼衆の守護職 夕顔の効果でこのテリトリーに置き換わった後にこのテリトリーの未解放面に変わったとしても、このルールは適用されません。

テリトリー解放前の2つ目はドローフェイズ時に通常のドローとは別に追加で1枚カードを引くことができます。このドロー効果はドローフェイズ開始時に発動する効果で、通常のドローとは別のドローなので、先行1ターン目はドローフェイズ1枚引き、それ以外では2枚引くことができます。ただし、必ずドローをする必要があるので、山札が少ない状態で裏面だった場合は一気にライブラリーアウトに近づくので気を付けた方がいいです。

テリトリー解放前の3つ目はエンドフェイズ開始時に手札を1枚捨てるデメリット効果です。テリトリー解放前の2つ目の効果のデメリット的な位置づけで、カードを1枚多く引ける代わりに1枚捨てないといけないというような感じになっています。ただ、捨てるタイミングがエンドフェイズ開始時なので、テリトリーを解放して、エンドフェイズ開始時まで解放状態を維持すればそのデメリットを回避することができます。また、テリトリー解放後に自分のエンドフェイズ開始時以降、次の自分のドローフェイズ開始時前までにテリトリーを閉じることができれば、このデメリットを回避しつつ、次のターンもカードを追加でカードを1枚引くことも可能です。任意のタイミングでテリトリーを閉じる手段は限られますが、例えばテリトリー解放時にショットトリガーで肝試しをプレイしたり、強制接続で肝試しや矜持との対峙を下の効果でプレイすることで実現することは可能です。

テリトリー解放後の効果は自分のユニットアタックしてバトルに勝利した時にDデッキからそのユニットと同じ名前のユニットを1枚出すことができます。レスト状態でタスので追撃はできませんが、高コストのユニットを出すことができればかなりのアドバンテージとなります。また、効果の発動は強制ですが、Dデッキから登場させるユニットは1枚までなので、登場させないこともできます。注意点としては、対応するエースの白狼衆の守護職 夕顔とはかみ合わせがそこまで良くなく、対象にするカードの種類も異なるので、Dデッキを圧迫する可能性があります。そのため、夕顔の効果をメインで使っていくのか、このテリトリーの効果をメインで使っていくのか考えていく必要があります。因みに、この効果は回数制限がないため、複数のユニットでアタックしてバトルに勝利すればその回数だけユニットを展開することができます。

 

 

4.相性のいいカードについて

このテリトリーを使う場合、このテリトリーの効果をメインで使う場合か、白狼衆の守護職 夕顔の効果をメインで使う場合かでDデッキの組み方が変わっていくと思います。

このテリトリーの効果をメインで使う場合はバトルに強いユニットを多めに採用して、ユニットを並べる動きが強そうです。そのため、Dデッキはバトルで主軸となるユニットを採用して横に並べやすくするといいかもしれません。また、裏面のままであれば毎ターン追加でカードを1枚引けるのと、エンドフェイズ開始時以外でテリトリーを閉じることができれば捨てるデメリットも相殺できるので、肝試しや白狼衆の結界師 菖蒲、白狼衆の神人 葵などの相手のターン中にテリトリーを閉じることができるユニットを採用して手札を減らさないようにする立ち回りもよさそうです。

白狼衆の守護職 夕顔の効果をメインで使う場合はDデッキ内のテリトリーの比率を上げて、Dデッキ内のテリトリーと相性のいいユニットやコマンドをメインデッキに採用した方がよさそうです。ただ、テリトリーを変える前提であれば夕顔の効果で後でこのテリトリーに変えることもできるので、対戦時は魂霊招来・百段御明のテリトリーを採用して、夕顔の効果で後からこのテリトリーにした方がメインデッキの構築制限もなくデッキも組みやすそうです。

 

 

最後に

今回は以上です。このテリトリーは新規称号のテリトリーで、未解放面で追加ドローができるのでデッキを掘り進める速度が他のテリトリーよりも早いので比較的手札の質が高くなりやすいですが、代わりにエンドフェイズ開始時に手札を捨てる必要があります。解放面はアタックしてバトルに勝利すればその同名ユニットをDデッキから登場させることができるので、ユニットによっては一気に有利になります。その代わりメインデッキには同名カードを3枚しか採用できないので、そこでバランスをとっているように思えます。

黒赤のテリトリーを見ていると、未解放面か解放面のどちらかに必ずデメリットとなるコストや効果を持っているような気がします。恐らく他の色のテリトリーと違い序盤からテリトリー効果の分でアドバンテージがあるため、その差を埋めるためにデメリットがあるような感じがします。