今回はビルディバイド第10弾のテリトリー、大空洞の司令塔に関して書いていきます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
はじめに
今回は第10弾に収録される新テリトリーの大空洞の司令塔について書いていきます。
観点としてはテリトリーの効果などを書いていきます。
※画像は公式Twitter から持ってきました。
1.テリトリーの種類
テリトリーの種類は普通のテリトリーで、開放したらそのまま影響を与え続けます。
称号は緋将軍で、色は赤、解放コストは5となります。
2.テリトリー効果
テリトリー効果は2つあり、一つは永続効果で自分の手札の赤のカード全ては『【エヴォル〔赤6〕】』を得る効果で、もう一つは永続効果で自分がプレイした総コスト3以下で赤のコマンドが解決され墓地に置替える際に代わりにレストエナジーに置く効果です。
一つ目の効果は自分の手札の全ての赤のカードエヴォル赤6を得る効果です。色拘束は厳しいですが赤6以外のコストは求められないため、赤の総コスト7以上のカードであればエヴォルでプレイした方がコストが浮くようになります。また、黒赤や白赤のカードもエヴォル赤6でプレイすることができるため、他の色を考慮せずに多色カードを採用できるようになります。また、このエヴォルコストでプレイした場合でもエヴォルでプレイしたことになるため、「エヴォルで登場した時」や「エヴォルでプレイしていたら」、「エヴォルしていたら」と文言があるカードの該当の効果を使用することができる可能性があります(要裁定確認)。ただし、大火国の二刀遣い 石楠のように「エヴォル-斬」や「エヴォル-乱」と指定されたエヴォルコストでプレイしないといけないカードはこのエヴォルでプレイしても効果を発動させることはできません。また、勇壮なる堕天使 キマリスのようにエヴォルした時に自壊する場合があるので、採用するカードには注意した方がいいです。
もう一つの効果は総コスト3以下の赤のコマンドカードが解決されて墓地に置かれた場合にレストでエナジーゾーンに置く効果です。この効果は破竹の将星 アルタミラの破壊時効果に対しする制限的な役割があり、この効果によって総コスト3以下の赤のショットトリガーのコマンドを繰り返し使えないようにする役割があります。ただし、打ち消しや対象の不正などでコマンドが解決されずに墓地に置かれた時やプレイ以外で墓地に置かれた場合、効果を解決した後に墓地以外の場所に置かれた場合はこの効果は発動しませせん。そのため、総コスト3以下の赤のコマンドカードを繰り返しライフに置きたい場合は一度エナジーに置かれた後にエナジーを直接墓地に送るなどする必要があります。この効果はエース効果から見るとデメリット効果ではありますが、エナジー加速効果にもなるため、コマンドをライフに置かない場合であればメリットにもなりえます。
3.相性のいいカードについて
このテリトリーを使う場合、テリトリー効果で高コストのカードをエヴォル赤6でプレイできるようになるため、ランプ系の構築にした方が使いやすいです。
エースの効果を加味しないのであればコマンドはエナジー加速用と割り切って、テリトリーを解放したら軽量コマンドを使ってエナジー加速して赤12まで貯めてグラナディガなどの大型ユニットを複数展開する動きが強そうな感じがします。総コスト6以上のユニットを複数展開しやすいので、千夜一夜 アラジンを採用して打点を挙げるのもありな感じがします。
また、アルタミラの効果も活かしたいのであれば平常運転 千束&たきなを採用して、エナジーに送ったコマンドを墓地に落とすことでライフに置くことができるようにするのもありな気がします。
ロマンを狙うのであればベルティガを採用して猛虎一閃でライフを一気に削りるのもありな感じがします。猛虎一閃は赤9必要ですがテリトリー効果で赤6に軽減でき、ベルディガの登場時効果で2エナジースタンドできるのでコンボにも現実味があるかと思います。
最後に
今回は以上です。このテリトリーは手札の赤のカードをエヴォルでプレイできるようになるので大型ユニットを展開しやすく、バドラトスのように6エナジー目からグラナディガを展開できるようになっています。また、総コスト3以下の赤のコマンドをエナジーに送る効果もエース効果の面からみるとかみ合いは良くないですが、一方でエナジー加速としても使えるので軽量のコマンドを多めに採用するのも悪くはないと思います。
このテリトリーのようにエース効果とテリトリー効果のかみ合いがよくなくても、別のカードを採用することで解決する場合があるのは面白いと思いました。