今回はビルディバイド第10弾のカードのうち、個人的に注目しているカードがあったので書きます。
ビルディバイドがどんなカードゲームなのかは公式サイトを見てください。
はじめに
ビルディバイドの第10弾が2023/06/09に発売しますが、発売前にカードリストが公開されました。今回もカード一覧を眺めていたところ、面白そうなカードが何枚かあったので色ごとに書いていこうと思います。あくまで面白いなのでカード自体が強いかどうかは別です。また、記事を書いている時点までの公式で事前に公開されていないカードを主に書いていきます。
第9弾の時の記事は以下となります。
elgaesyumi-blog.hatenablog.com
※画像は公式サイトのカードライブラリーから持ってきました。
黒
バスターアイコンを持つユニットで、自動効果でこのユニットが破壊された時に自分の山札の上から2枚墓地に置くことができる効果と、覚醒後に有効になる【エヴォル[黒3無3]】と覚醒後の自動効果でこのユニットがエヴォルで登場した時に自分のテリトリーを閉じることができ、閉じたらそのターン中相手ユニット全てのパワーを-6000する効果を持っています。
テリトリー解放前は破壊された時に山札を墓地に置くことができるユニットですが、テリトリー解放後はエヴォルでプレイすることで相手ユニット全てのパワーを-6000することができますが、テリトリーを閉じるデメリットがあります。テリトリーを閉じる効果はデメリットではありますが、失意の回廊や魂霊招来・百段御明のように何度もテリトリーを解放する前提のテリトリーの場合はそこまで気にならないデメリットかと思います。また、瘴気の魔宮や海底神殿 アレイネのようにテリトリー解放時の効果を再度使いたい場合は採用してみるのもありかと思います。
ショットアイコンを持ちノーマルタイミングで使えるコマンドで、相手ユニットを1枚対象としてそのターン中パワーを-6000し、自分の黒のユニットかテリトリーのオーラを望む枚数捨てることで、その後捨てたオーラ1枚に付きさらに対象のパワーを-6000する効果です。
一見すると呪術師の謀略の方がいいですが、黒のユニットかテリトリーからオーラを捨てることで捨てた枚数2枚に付きらさに-6000することができます。この効果のパワー減少効果は2段階になっており、最初に-6000下げた後にオーラを捨ててからパワーを下げます、なのでパワーを-6000下げた後、オーラを捨てるタイミングでクイックタイミングの効果を挟めるので、オーラを捨てた後にバウンスなどの効果を挟まされるとオーラを捨てるのが無駄になるので注意が必要です。また、追加効果はオーラがないと使えないので、このカードを採用する場合は何かしらオーラを付ける手段を用意した方がいいです。
クイックタイミングで使えるコマンドで、【エヴォル[黒1、自分の黒の、ユニットかテリトリーからオーラを1枚リムーブする]】を持ち。相手ユニットを1枚対象として、そのターン中対象はパワー-5000とヒット数-1する効果です。
単純なコストと効果だけ見ると呪術師の謀略の方が効果が優れていますが、エヴォルコストでプレイすることで黒1までプレイコストが減るので、使いやすくなります。また、ショットアイコンがないので、ショット枠を減らさなくていいのもメリットです。このカードも襲い来る怪異と同様、追加効果はオーラがないと使えないので、このカードを採用する場合は何かしらオーラを付ける手段を用意した方がいいです。
青
バスターアイコンを持つユニットで、ノーマルタイミングの起動効果で手札のコマンドカードを2枚+1000のオーラとしてオーラを持たないこのユニットに付けることでそのターン中このユニットのパワーを+4000する効果と、覚醒後の自動効果でこのユニットがアタックした時に青2を支払うことで、このユニットが持つオーラから「PSI」属性のコマンドカードを1枚コストを支払わずにプレイすることができる効果を持っています。
手札は消費しますが、テリトリー解放前でも自力でパワー8000にすることができる総コスト3のユニットなので序盤からでも十分活躍できます。ですがこのユニットが真価を発揮するのはテリトリー解放後で、テリトリー解放したら青2支払うだけでPSI限定ですがオーラに付いているコマンドを踏み倒すことができます。PSI属性のコマンドは軽いコマンドも多いですが、暴れ狂う重砲や絶龍技・天叢雲など手札からプレイするには重すぎるコマンドがあるので、このカードで踏み倒した方がいいです。主な使い方としては魂絶砲・蛟で採用して、メインフェイズでPSI属性のオーラを2枚つけて、アタック時に1枚、エンドフェイズ時にもう1枚使う感じになるかと思います。他にもプレイしたPSI属性のコマンドが総コスト3以上であれば効果が解決できれば創霊器・青鳳の効果でユニット化させることもできます。
トレーニングデイ
クイックタイミングで使えるコマンドで、【エヴォル[黒1青1]】を持ち、ユニット1枚を対象としそのターン中パワーを+4000ヒット数を+1し、エヴォルでプレイしていたら代わりにパワーを-1ヒット数を-1する効果です。
そのままプレイするとパワーを4000ヒット数を1増やす効果ですが、エヴォルコストでプレイすることで逆にパワー4000とヒット数を1減らす効果になります。効果だけ見ると勤勉と怠慢の上位互換のようにも見えますが、エヴォルでモードが変わるので全くの別物の効果となります。ただ、総コスト2でクイックタイミングでプレイできるので、黒青が入るデッキなら序盤はエヴォルで除去兼ダメージを抑える目的で使え、終盤は自身のユニットのパワーとヒット数を上げてライフを詰めに行く便利なコマンドとなります。
ショットアイコンを持ちノーマルタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚までを対象として対象に10000ダメージを与え、自分の山札を上から5枚見てその中から「グラド」属性のエースカードを1枚まで公開してシャッフルして公開したカードを山札の上に置く効果です。
ダメージ効果に加えて山札の上から5枚にグラド属性のエースユニットがいる場合はそのカードを公開して山札の上に置くことができます。グラドのエースにはクラウディアとレベッカがいるので。また、ダメージ効果は対象を選ばなくてもいいので、山札を見る効果だけを使用することができます。勿論ユニットを対象にとった場合は効果解決時に対象にとったユニットがフィールドからいなかった場合は山札を見る効果も使えません。
白
通常のユニットで能力はありません。
妄執の堕天使 バルバスと共に初登場した総コスト11のユニットで、素のパワーは全ユニット中最大です。バルバスと違いコスト軽減効果はないので現時点ではつかいずらいユニットです。ただ、今後登場する総コスト11のユニットのステータスの基準になるので、存在することに意味があると思います。
クイックタイミングで使えるコマンドで、ユニット1枚を対象としてそのターン中対象のパワーを+3000して、さらに追加で自分のエナジーを1枚レストすることで、黒をレストしたらさらに対象は相手の効果でパワーが減少せず、青をレストしたらさらに相手の効果でヒット数が減少せず、赤をレストしたらさらに対象は相手の効果でレストしない効果です。
効果としては1コスト相当のパワー上昇効果ですが、エナジーゾーンにある他の色のカードをレストすることで追加で効果を得ることができます。追加で得る効果は各色の色にあった効果となっています。このカードの最大の特徴は多色のカードをレストした場合はそのカードに含まれる色分だけ効果を得ることができる点です。現時点だと黒青か黒赤のカードをレストすることで2つ効果を追加で得ることができます。ただし、「まで」と記載がないため、レストできるエナジーがある場合は必ずレストする必要がありそうです。
赤
バスターアイコンを持つユニットで、バーサークを持ち、覚醒後に有効になる【エヴォル[赤4]、あなたのエナジーを4枚墓地に置く】と覚醒後の自動効果このユニットがエヴォルで登場した時に自分のエナジーゾーンの総コストが3以下の赤のコマンドカードを1枚までコストを支払わずにプレイすることができ、自分のライフがレッドゾーンなら代わりに2枚までコストを支払わずにプレイすることができる能力です。
自身のエヴォルでプレイしようとするとエナジーが4枚も減る上に、エヴォル登場時効果でさらに1~2枚エナジーが減る可能性があります。ですが、大空洞の司令塔の永続効果のエヴォルでプレイする場合だとエナジーを捨てる必要がない上に、登場時効果で総コスト3以下の赤のコマンドをエナジーからプレイして解決した場合はエナジーにとどまるのでかなり使い勝手が違います。ですので基本的にはテリトリーのエヴォルでプレイすることになるかと思います。
ショットアイコンを持つノーマルタイミングで使用できるコマンドで、相手の総コスト5以下のユニットを1枚対象として対象をレストでエナジーに置くか、相手の総コスト7以上のユニットを1枚対象として対象をレストでエナジーに置くかを選ぶことができ、レッドゾーンの場合は両方選ぶことができる効果です。
効果自体はコスト制限があってやや汎用性が低いですが、レッドゾーンの場合は両方効果を使うことができ、最大2枚相手ユニットをエナジーゾーンに送ることができます。ただし、総コスト161のユニットだけはエナジーゾーンに送ることができません。また、「以下を1つ行う。」文言を持つので、ヴァレリア・キティラであればレッドゾーンでなくても2つとも使用することができます。
黒青
バスターアイコンを持つユニットで、自動効果でこのユニットが登場した時に自分のエナジーを望む枚数レストすることができ、レストしたらその後相手ユニットを1枚対象としてレストしたエナジー1枚につきそのターン中対象のパワーを-2000する効果と、覚醒後の永続効果で自分のライフがレッドゾーンの時このユニットのパワーを+5000する効果です。
テリトリー解放後に有効になる永続効果のパワー上昇効果も大きいですが、このユニットの効果のメインはエナジーを任意にレストすることができる効果です。1枚レストするごとにパワーが-2000されるので調整できるのも強力ですが、別の使い方としてクラウディアのテリトリーのためのコスト調整に使うこともできます。相手ユニットがいないと効果を使うことができませんが、黒青のクラウディアを組むのであれば採用してもいいのではないかと思います。
青白
通常のユニットで、永続効果でこのユニットが受けるダメージは2倍になる効果を持っています。
素のパワーは7000と高く、相手がテリトリーを解放する前であればパワーはかなり高いですが、デメリットが大きくこのユニットが受けるダメージが2倍になります。2倍なのでパワー3500以上のユニットでは相打ちになり、不意の衝撃を使われるとそのまま破壊されます。ダメージを受けなければ関係ないため、ブリッツを付与すればパワー7000以下のバトル相手のユニットを一方的に倒すことができます。また、このダメージが2倍になることを逆に利用して、転がるぼっちの自爆特攻要因として採用することもできます。相手ユニットによっては自爆できない場合もありますが素のパワーが高いので、転がるぼっちのダメージ効果の条件を満たしやすいです。因みにフレーバーテキストの元ネタは間違いなくガンダムのシャアの名言からでしょう。
通常のユニットで、永続効果でこのユニットが相手に与えるダメージは2倍になる効果を持っています。
先ほど紹介したグッドスピード† ワイヤージョーとは逆にこのユニットはユニットに与えるダメージが2倍になります。素のパワーは低めですが、与えるダメージが2倍になるのでこのユニットよりパワーが高いユニットがいても相打ちに持ち込める可能性が高くなります。このユニットもブリッツを付与することでバトル相手を一方的に破壊できるができます。また、サルワスールのオーラとして付けることで、ほぼ全てのユニットをバトルで破壊できるようになるほか、オーラで付けたユニットの中にダメージを与える効果を持つユニットがいる場合、そのダメージも2倍になるので、制圧力がかなり上がります。因みにフレーバーテキストを見ると、出てくるアイテムの元ネタはマリオに出てくるスターのことかと思います。
クイックタイミングで使用できるコマンドで、自分のユニット全てを手札に戻す効果です
自身のユニットを戻す効果は基本単体を対象にしかできませんでしたが、このコマンドは自身のユニット全てを手札に戻すことができます。あまち有効になる場面は多くなさそうですが、自分が横並べのデッキを使用する場合に相手が全体除去を使用した場合に手札に戻すことで被害を最小限に抑えることができます。
マジックスクロール
ショットアイコンを持つノーマルタイミングで使用できるコマンドで、相手ユニットを1枚対象として対象に7000ダメージを与え、このカードをリムーブする効果です。
使用条件がなく、総コスト3のコマンドにしては7000ダメージは高め(ただし、青白にはヘッドショットが既にある)ですが、このコマンドの最大の特徴は墓地に置かれず、このコマンドをリムーブする効果です。青白のマルグレアで使用する場合は墓地に置かれないのはありがたい効果ですが、マルグレア以外の青白で使う場合でセレスのエヴォルのコストにしずらいのは少し欠点です。
白赤
バスターアイコンを持つユニットで、【エヴォル[白2赤2無2]】を持ち自動効果でこのユニットがエヴォルで登場した時にこのユニットを破壊する効果と、覚醒後の自動効果でこのユニットが破壊された時に自分の山札をシャッフルし山府あの上から1枚をライフゾーンの先頭に置く効果です。
既に公式で紹介されているカードですが、白赤のカードはブリッツやバーサークを持つカードばかりであまり紹介するようなことはなかったのでこのカードを紹介します。このカードはエヴォルでプレイできる代わりにエヴォル時に破壊されます。一応破壊時にライフを回復できる効果はありますが、このカードには神兵属性があるので、重来の浄土で復活することができます。白赤には第9弾から神兵持ちのユニットが出てきたので、白赤の神兵デッキもだいぶ組みやすくなったと思います。
黒赤
バスターアイコンを持つユニットで、【デコイ】と覚醒後の自動効果でこのユニットが破壊された時に自分のテリトリーを閉じることができ、閉じたらこのユニットをレスト登場することができる効果です。
初の自身で蘇生する効果を持つデコイ持ちのユニットですが、蘇生コストがテリトリーを閉じるというやや重いコストとなっています。ただ、デコイ自体は有効でテリトリーを閉じても蘇生できない以外の効果は変わりません。手札にテリトリーを解放できるカードがあれば次のターンには再解放でき、このユニットも再度蘇生できるようになるので、このカードに1ターンに2枚もカードを使わないと除去しきれないのはかなり厄介だと思います。
バスターアイコンを持つユニットで、【エヴォル[黒2赤2]、あなたのテリトリーを閉じる】と覚醒後の自動効果で、このユニットがアタックした時に自分の手札を2枚捨てることができ、捨てたら相手のライフの先頭を墓地に置く効果を持っています。
エヴォル持ちですが、エヴォルで登場した時の効果を持たないユニットです。まだ、エヴォルのコストのテリトリーを閉じる効果があるのでテリトリー解放前ではエヴォルを使用できず、エヴォルでプレイした場合は追加でテリトリーを解放しなおさない限り覚醒後の効果は使用できなくなります。基本的には再解放した方が打点も増えて強いですが、あえて再解放せずにコスト4のヒット数2のユニットとして運用するのも面白いかもしれません。
ノーマルタイミングで使用できるコマンドで、自分のテリトリーが解放されていないなら自分のテリトリーを解放し、次のエンドフェイズ開始時にテリトリーを閉じるか自分のテリトリーを閉じ、閉じたらその後ユニットを1枚対象としてそのターン中対象のヒット数を2するか選べる効果です。
泥沼の死闘以来2種類目のどのテリトリーでも一時的にテリトリーを解放できる効果を持つコマンドで、こちらはさらにもう片方の効果でテリトリーを閉じることで打点を挙げることも可能です。使い方としては上面をメインにする場合はテリトリー解放時に効果を持つカードを何度も使用するのに使用し、下の効果は相手のライフが少ない状態で相手にとどめを刺せそうなら使用する感じになるかと思います。因みに「以下を1つ選ぶ。」の文言がありますが、片方はテリトリー未解放状態でしか使用できないため、ヴァレリア・キティラ解放時でも下の効果しか使用することができません。
最後に
今回は以上です。第10弾では既存のギミックを利用できる効果や総コスト11のユニットが出たりと色々強化が入り、過去のテリトリーを強化できそうなカードが多く登場したなと思いました。ただし、相変わらず断罪カウンターの強化はありませんでした。
今回からネットで予約する場合はヨドバシ.comではなく、193netで予約をすることにしました。ヨドバシ.comはスリーブなどのサプライ品を買うのに利用したいと思います。